不用品回収・遺品整理・生前整理・ゴミ屋敷
2024.02.11
今回は枚方市での作業で、事務所から車で30分ほどの場所にある一軒家でのご依頼です。
去年の年末あたりにお客様から見積り依頼のLINEがありました。
「引越しをするのでタンスや食器棚を処分して欲しいので見積りをお願い致します」
とても丁寧な文章と共に不用品の写真も添えられていました。
こちらの写真は実際にお客様から送っていただいたお写真になります。
大物家具を3点回収処分して欲しいとの事です。
点数こそ少ないですがかなり大きい家具で、3番の食器棚の横にスイッチが見えます。おそらくキッチンのスイッチだと思いますが、この位置よりはるかに背丈があります。
2番のワードローブもほとんどお部屋の天井付近まであります。
当社の軽トラックは大型の幌が付いてますので、3つとも縦置きで積む事が出来ます。
しかし問題は運び出しです。食器棚は一階に、タンスとワードローブは二階に設置されており、通常であれば作業員2名~以上は確実となります。
見積りには作業員2名の料金パターンと、1名の料金パターンを返信しました。
作業員1名の場合は料金が安くなるかわりに家具の周りにブルーシートを敷かせていただき、運びやすい大きさまで解体させていただく事が条件となります。
デメリットとしては解体時に少し音がするのと、細かな木くずが散らかる可能性がある事です。
お客様からの回答は「作業員1名のパターンで是非お願い致します」との事でした。
当日は晴れていて、予約時間ピッタリに訪問させていただきました。
お客様に作業の内容をお伝えし、回収作業開始となります。
まずは食器棚から運び出しです。
「一人でこんな大型家具を動かせるの!?」
と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、家具の運搬には全てコツがあります。
3番の食器棚と1番のタンスは上下分割タイプとなっていて、分割すればコンパクトになります。
さらに全ての引き出しと扉を外してしまえば一人でも十分運び出しが可能となります。
こうして食器棚とタンスの運搬が無事に終わったところで、
本日の最難関であるワードローブの運び出しとなります。
一軒家やマンションのドア、そしてエレベーターのドアには規格があります。
この規格サイズを超える大きさの、一体型の家具は日本ではほぼ存在しません。
2番のワードローブはどう見ても玄関や部屋のドアより大きな家具に見えますが、
実はこの手のワードローブは5パーツの組み立て式になっています。
天井と底面、そして左、右、真ん中と全部で5つのパーツで構成されています。
天井と底面は問題ありませんが、左右と真ん中のパーツは1つになったとしても
まだまだ大きく、一人で階段を運搬するには少し難しいと判断しました。
そしてついにここでブルーシートを敷かせていただき解体作業となります。
作業に夢中になって解体した時の写真を撮るのを忘れてしまいましたが、
無事に解体と運び出しが終わり、全ての作業を一人で終わらせる事ができました。
お会計を終え、お客様から喜びのお声と差し入れのドリンクをいただきました。
「安くしていただいて本当に助かりました」
表面上ではなく心から喜んでいる感じが伝わり、私もすごく嬉しい気分になりました。
この度はクロフネ運送をご利用いただきありがとうございました。